ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ゼインを基盤とするコロイド粒子で安定化したピッカリング乳濁液に含まれるケルセチンのバイオアベイラビリティ: Caco-2細胞を用いる評価

Bioavailability of quercetin in zein-based colloidal particles-stabilized Pickering emulsions investigated by the in vitro digestion coupled with Caco-2 cell monolayer model

要旨:
ケルセチンのバイオアベイラビリティを向上すべく、ゼインを基盤とするコロイド粒子の利用を考案した。ゼインコロイド粒子にケルセチンを担持した製剤(ZCPs-Q)・得られたナノ製剤を乳化剤とするピッカリング乳濁液(ZCP-QE)・ゼインコロイド粒子を乳化剤とするピッカリング乳濁液にケルセチンを封入(ZCPE-Q)の3通りを調製した。Caco-2細胞を用いてin vitroバイオアベイラビリティを評価したところ、フリーのケルセチン: 2.71%、ZCP-QE: 38.18%、ZCPE-Q: 18.97%、ZCP-QE: 41.22%であった。