サフランの花びら由来のケルセチンとケンフェロールは、過酸化水素がB16細胞に誘発した酸化的損傷を軽減する
Quercetin and kaempferol from saffron petals alleviated hydrogen peroxide-induced oxidative damage in B16 cells
- 著作名:
- Yao Zhang
- Yucui Gong
- Jiayun Hu
- Le Zhang
- María José Benito
- Durbek Usmanov
- Sabir Z. Nishanbaev
- Xinjie Song
- Ligen Zou
- Yuanfeng Wu
- 出典:
- Journal of the Science of Food and Agriculture
- 2024
- 104
- in press
- DOI:
- 10.1002/jsfa.13887
- 要旨:
- サフランの花びらは廃棄されているが、その有効活用法を考案した。フラボノイドの含有量(ケルセチン: 4.03±0.33 mg/g、ケンフェロール: 47.80±0.60 mg/g)は、花びらの方が他の部分よりも高かった。サフランの花びら抽出物由来のケルセチンもしくはケンフェロールの存在下でB16細胞を培養し、過酸化水素で酸化ストレスを負荷した。ケンフェロールに比べてケルセチンの方が、NQO1活性と総抗酸化能を増強して、酸化ストレスに対抗した。