ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

サフランの花びら由来のケルセチンとケンフェロールは、過酸化水素がB16細胞に誘発した酸化的損傷を軽減する

Quercetin and kaempferol from saffron petals alleviated hydrogen peroxide-induced oxidative damage in B16 cells

要旨:
サフランの花びらは廃棄されているが、その有効活用法を考案した。フラボノイドの含有量(ケルセチン: 4.03±0.33 mg/g、ケンフェロール: 47.80±0.60 mg/g)は、花びらの方が他の部分よりも高かった。サフランの花びら抽出物由来のケルセチンもしくはケンフェロールの存在下でB16細胞を培養し、過酸化水素で酸化ストレスを負荷した。ケンフェロールに比べてケルセチンの方が、NQO1活性と総抗酸化能を増強して、酸化ストレスに対抗した。