ケルセチンはTGF-β/アペリン遺伝子発現を阻害して、I型糖尿病ラットの肝障害を予防する
Quercetin prevents rats from type 1 diabetic liver damage by inhibiting TGF-β/apelin gene expression
- 出典:
- Current Research in Pharmacology and Drug Discovery
- 2024
- 7
- 100201
- DOI:
- 10.1016/j.crphar.2024.100201
- 要旨:
- ストレプトゾトシンで惹起したI型糖尿病のモデルラットは、血糖値の上昇と血中インスリン濃度の低下に加え、AST・ALT・ALP・ビリルビンが上昇して肝機能の低下を示唆した。ケルセチンの投与は、この様な異常を用量依存的に軽減し、肝組織におけるアペリンおよびTGF-βの遺伝子発現を低減した。ケルセチンはまた、肝組織中のマロンジアルデヒドを減少し、SODおよびカタラーゼの活性を増強して抗酸化作用を発揮した。