異なる製剤における、ヒト腸内細菌によるケルセチン代謝の違い: in vitro評価
The Human Microbial Metabolism of Quercetin in Different Formulations: An In Vitro Evaluation
- 著作名:
- Giuseppe Di Pede
- Letizia Bresciani
- Luca Calani
- Giovanna Petrangolini
- Antonella Riva
- Pietro Allegrini
- Daniele Del Rio
- Pedro Mena
- 出典:
- Foods
- 2020
- 9
- 1121
- DOI:
- 10.3390/foods9081121
- 要旨:
- ヒト腸内細菌による代謝が、フィトソームに封じ込めたケルセチンとフリーのケルセチンとで違うかをvitro実験にて検証した。両サンプルを糞便培養中に添加してケルセチンの経時変化をモニタしたところ、フィトソーム中のケルセチンはフリーのケルセチンと比べて微生物分解を受け難かった。しかし、代謝物の種類はフェニルプロパン酸・フェニル酢酸・安息香酸誘導体であり、両者に違いはなかった。