ケルセチンを含む、ゼイン-大豆蛋白質を基盤とする複合ナノ粒子の調製・物性評価・結合メカニズム
Preparation, characterization, and binding mechanism of quercetin-loaded composite nanoparticles based on zein-soybean protein isolate
- 出典:
- Food Chemistry
- 2025
- 463
- 141359
- DOI:
- 10.1016/j.foodchem.2024.141359
- 要旨:
- ゼイン-大豆蛋白質複合ナノ粒子にケルセチンを担持して、粒径が182.1~230.9 nmのナノ製剤を得た。ケルセチンの封入効率は93.3%だった。スペクトル解析および分子ドッキングの結果、ケルセチンと複合ナノ粒子との間には疎水性相互作用・水素結合・静電相互作用が存在した。模擬消化液にてナノ製剤は、ゼイン単体のナノ粒子に担持した際と比べて顕著なケルセチンの徐放性を認めた。