ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

心筋梗塞後の患者の炎症性因子と生活の質に対するケルセチン摂取の効果: 二重盲検・プラセボ対照・ランダム化臨床試験

Effects of quercetin supplementation on inflammatory factors and quality of life in post-myocardial infarction patients: A double blind, placebo-controlled, randomized clinical trial

要旨:
心筋梗塞の病歴を持つ88名を対象とする、ケルセチンの摂取と生活の質(QOL)との関連を検証した臨床研究。44名ずつ2群に分け、介入群は1日にケルセチンを500 mg摂取し、非介入群にはプラセボを投与した。8週間の投与期間の後、検査を行った。ケルセチンはプラセボと比較して、総抗酸化能と関連するQOLを有意に向上させた。しかし、炎症・血圧・総抗酸化能以外のQOLに関しては、両群間に有意差を認めなかった。