ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

金属-ケルセチン-ヒスチジンが共配位したナノ粒子は、免疫抑制腫瘍微小環境を再形成して、癌の光温熱療法を強化する

A metal-quercetin-histidine co-coordinated nanoparticle enhances cancer photothermal therapy via reshaping immunosuppressive tumor microenvironment

要旨:
癌の光温熱療法に応用すべく、金属-ケルセチン-ヒスチジンが共配位したナノ粒子を新規に設計した。リガンド(ケルセチン)から金属への電荷移動遷移は、自己組織化したナノ粒子の光熱変換を可能にして、光温熱療法中に生成する活性酸素種を除去し、IL-6とTNF-αを減少した。ナノ粒子はまた、癌細胞におけるPD-L1の発現を顕著に減少し、腫瘍内のT細胞を活性化した。