ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

カドミウム毒性による酸化ストレスの軽減作用の比較: ケルセチン vs. ビタミンE/セレンの組合せ

Comparison between the Antioxidant Properties of Quercetin and Combined Vitamin E and Selenium to Ameliorate the Oxidative Stress Induced by Cadmium Toxicity

要旨:
ラットにカドミウムを投与した10時間後に、ケルセチンもしくはビタミンEとセレンとの組合せを、それぞれ投与した。カドミウムがもたらした赤血球や白血球の減少・ヘモグロビン濃度の低下・ヘマトクリット値の低下は正常近くまで回復したが、投与内容の差はなかった。同様に、酸化ストレスの軽減効果(血中の総チオール・グルタチオン・カタラーゼ・総抗酸化能の増大、マロンジアルデヒドと活性酸素種の軽減)も両群は同等であった。