酸化ストレスに関連した異なる餌を与えたマウスにおける、海馬依存的な学習および記憶に関するケルセチンの効果の違い
Differential effects of quercetin on hippocampus-dependent learning and memory in mice fed with different diets related with oxidative stress
- 出典:
- Physiology & Behavior
- 2015
- 138
- 325-331
- DOI:
- 10.1016/j.physbeh.2014.09.008
- 要旨:
- 高脂肪食を13週間に継続投与したマウスは、モリスの水迷路のスコアが低下し、海馬中の酸化脂質とマロンジアルデヒドが上昇した。海馬中のPI3K・AKT・Nrf2・CREB・脳由来神経栄養因子の発現も、mRNAレベルで低下した。しかし、ケルセチンの投与は用量依存的にこの様な異常を逆転して、記憶障害を改善し、海馬の酸化ストレスを軽減した。