ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

酸化ストレスに関連した異なる餌を与えたマウスにおける、海馬依存的な学習および記憶に関するケルセチンの効果の違い

Differential effects of quercetin on hippocampus-dependent learning and memory in mice fed with different diets related with oxidative stress

要旨:
高脂肪食を13週間に継続投与したマウスは、モリスの水迷路のスコアが低下し、海馬中の酸化脂質とマロンジアルデヒドが上昇した。海馬中のPI3K・AKT・Nrf2・CREB・脳由来神経栄養因子の発現も、mRNAレベルで低下した。しかし、ケルセチンの投与は用量依存的にこの様な異常を逆転して、記憶障害を改善し、海馬の酸化ストレスを軽減した。