ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

塩化カリウムの存在下での熱処理は、槐花フラボノイドの脱グリコシル化とキサンチンオキシダーゼ阻害活性を高める

Potassium chloride-assisted heat treatment enhances the de-glycosylation efficiency and xanthine oxidase inhibitory activity of Sophora japonica L. flavonoids

要旨:
塩化ナトリウムもしくは塩化カリウムの存在下で槐花茶を熱処理すると、キサンチンオキシダーゼの阻害活性が28.05%から69.50%に向上した。熱処理によってフラボノイドの脱グリコシル化が進行したためであるが、塩化カリウムは塩化ナトリウムに比べて良好に脱グリコシル化を促進した。脱グリコシル化の最適温度はフラボノイドの種類によって異なり、ケルセチンが180℃、ケンフェロールとイソラムネチンは160℃であった。