ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

LDL酸化体の刺激下のアテローム性動脈硬化症に、ケルセチンはSIRT1シグナル伝達を活性化して対抗する

Quercetin is a potent anti-atherosclerotic compound by activation of SIRT1 signaling under oxLDL stimulation

著作名:
Ching-Hsia Hung
Shih-Hung Chan
Pei-Ming Chu
Kun-Ling Tsai
出典:
Molecular Nutrition & Food Research
2015
59
1905-1917
DOI:
10.1002/mnfr.201500144
キーワード:
ケルセチン
アテローム性動脈硬化症
ヒト臍帯静脈内皮細胞
SIRT1
要旨:
ケルセチンはなぜアテローム性動脈硬化症に有効かを解明した、基礎研究。ヒト臍帯静脈内皮細胞に予めケルセチン処理をしてox-LDLを作用させると、SIRT1を生成するmRNAが発現する。しかし、SIRT1をサイレンシングした系では、ケルセチンが働かない。よって、ケルセチンによるSIRT1伝達の活性化が本質である。