ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

骨髄間葉系幹細胞由来の細胞外小胞におけるケルセチン刺激は、miR-136-5pおよびGNAS/STAT3シグナル伝達経路を介して慢性肝損傷を改善する

Quercetin-primed BMSC-derived extracellular vesicles ameliorate chronic liver damage through miR-136-5p and GNAS/STAT3 signaling pathways

要旨:
骨髄間葉系幹細胞由来の細胞外小胞を2分して、ケルセチン処置の有無を比較した。RAW264.7細胞をリポ多糖で刺激した慢性肝損傷の細胞モデルに、それぞれの細胞外小胞を投与した。ケルセチン処置した細胞外小胞は、miR-136-5pの発現が高まった。細胞外小胞はキャリアとして機能し、miR-136-5pをマクロファージに送達した。MiR-136-5pはGNAS/PI3K/ERK/STAT3経路を介して、マクロファージのM2極性化を促進した。