ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを含む生体活性ガラス/ヒアルロン酸/アルギン酸ナトリウムナノ複合ペーストの放出挙動とin vitro骨形成

The release behavior and in vitro osteogenesis of quercetin-loaded bioactive glass/hyaluronic acid/sodium alginate nanocomposite paste

著作名:
Mehri Sohrabi
Saeed Hesaraki
Mostafa Shahrezaee
Alireza Shams-Khorasani
出典:
International Journal of Biological Macromolecules
2024
280
136094
DOI:
10.1016/j.ijbiomac.2024.136094
キーワード:
ケルセチン
生体活性ガラス
注射用ペースト
徐放性
間葉系幹細胞
骨形成分化
要旨:
ゾルゲル法で得たメソポーラス生体活性ガラスにケルセチン(100, 150, 200 μM)を添加し、アルギン酸ナトリウムとヒアルロン酸を加えて注射用ペーストを調製した。得られたペーストからは、ケルセチンが持続的に放出された。ペーストをヒト間葉系幹細胞に作用すると、ケルセチンの濃度依存的にALT活性が向上し、コラーゲン-1・オステオポンチン・オステオカルシン・Runx2の発現が上昇した。よって、ペーストは間葉系幹細胞の骨細胞への分化を促進しており、骨形成への応用が期待できる。