ストレプトゾトシンが誘発した糖尿病ラットにて、ルチンはTGR5/GLP1経路を調節して、炎症性サイトカインの遺伝子発現を下方調節する
Rutin modulates the TGR5/GLP1 pathway and downregulates proinflammatory cytokine genes in streptozotocin-induced diabetic rats
- 著作名:
- Olusola Olalekan Elekofehinti
- Olorunfemi Raphael Molehin
- Moses Orimoloye Akinjiyan
- Aderonke Elizabeth Fakayode
- 出典:
- Journal of Food Bioactives
- 2024
- 27
- 10.26599/JFB.2024.95027.390
- DOI:
- 10.26599/JFB.2024.95027.390
- 要旨:
- ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病のモデルラットにルチンを投与すると、空腹時血糖値が低下した。ルチンは用量依存的に、膵組織におけるPDX-1・TGR-5・GLP-1の発現を上昇し、DPP4・IL-1β・TNF-αの発現は減少した。ルチンはまた、肝組織においてもIL-1β・IL-6・TNF-αの発現を減少した。よって、ルチンはTGR5/GLP1経路を活性化して、抗炎症作用を発揮した。