ケルセチンの固体分散体はドライ型加齢黄斑変性のマウスモデルにて、Nrf2を活性化して酸化的損傷への保護効果を高める
A Solid Dispersion of Quercetin Shows Enhanced Nrf2 Activation and Protective Effects against Oxidative Injury in a Mouse Model of Dry Age-Related Macular Degeneration
- 出典:
- Oxidative Medicine and Cellular Longevity
- 2019
- 2019
- 1479571
- DOI:
- 10.1155/2019/1479571
- 要旨:
- ケルセチンと大豆レシチンを用いて、ケルセチンの固体分散体(Q-SD)を調製した。ドライ型加齢黄斑変性のモデルマウスにQ-SDを投与すると、網膜色素上皮の沈着物を減少し、ブルッフ膜を薄くした。Q-SDは血中と網膜組織の両方で活性酸素種とマロンジアルデヒドを減少し、SOD・カタラーゼ・GPxの活性を回復して、抗酸化作用を発揮した。しかし、Nrf2をノックアウトしたモデルマウスではQ-SDの効果が打消され、Nrf2が標的であることを示唆した。