ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

シクロホスファミドが誘発した肝毒性における抗酸化天然物の効果: Nrf2/HO-1経路の役割

The effect of natural antioxidants in cyclophosphamide-induced hepatotoxicity: Role of Nrf2/HO-1 pathway

著作名:
Iman O. Sherif
出典:
International Immunopharmacology
2018
61
29-36
DOI:
10.1016/j.intimp.2018.05.007
キーワード:
シクロホスファミド
ラット
オレウロペイン
ケルセチン
肝保護
抗酸化作用
抗炎症作用
動物実験
要旨:
シクロホスファミドを投与したラットは、血中のALT・AST・ALPが上昇して肝機能障害を誘発した。肝組織はマロンジアルデヒドとTNF-αが上昇し、グルタチオン・SOD・カタラーゼ・Nrf2・HO-1は減少して、シクロホスファミドによる酸化ストレスと炎症を示唆した。天然抗酸化物質であるオレウロペインもしくはケルセチンの投与は、この様な異常を改善した。従って、抗酸化作用および抗炎症作用に基づく肝保護である。