口腔扁平上皮癌におけるケルセチンの効果: スコーピングレビューと分子ドッキング
Anticancer Potential of Quercetin on Oral Squamous Cell Carcinoma: A Scoping Review and Molecular Docking
- 出典:
- European Journal of Dentistry
- 2024
- 18
- in press
- DOI:
- 10.1055/s-0044-1789016
- 要旨:
- 口腔扁平上皮癌におけるケルセチンの効果のスコーピングレビューであるが、同時に分子ドッキングの結果を報告した原著論文でもある。In vitro実験の論文7件と、in vivo実験を報告した2件を取上げ、ケルセチンの作用メカニズムを論じた。分子ドッキングでは、口腔扁平上皮癌細胞中のBcl-2との親和性を検証し、結合エネルギーはケルセチンが−7.2 kcal/mol、ドキソルビシンが−7.7 kcal/molであった。