ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

口腔扁平上皮癌におけるケルセチンの効果: スコーピングレビューと分子ドッキング

Anticancer Potential of Quercetin on Oral Squamous Cell Carcinoma: A Scoping Review and Molecular Docking

要旨:
口腔扁平上皮癌におけるケルセチンの効果のスコーピングレビューであるが、同時に分子ドッキングの結果を報告した原著論文でもある。In vitro実験の論文7件と、in vivo実験を報告した2件を取上げ、ケルセチンの作用メカニズムを論じた。分子ドッキングでは、口腔扁平上皮癌細胞中のBcl-2との親和性を検証し、結合エネルギーはケルセチンが−7.2 kcal/mol、ドキソルビシンが−7.7 kcal/molであった。