ケルセチンの固体分散体を含む溶解型マイクロニードルの開発と、悪性黒色腫に対するin vitro活性
Development of Quercetin Solid Dispersion-Loaded Dissolving Microneedles and In Vitro Investigation of Their Anti-Melanoma Activities
- 出典:
- Pharmaceutics
- 2024
- 16
- 1276
- DOI:
- 10.3390/pharmaceutics16101276
- 要旨:
- ポリビニルピロリドンを用いてケルセチンの固体分散体を調製し、さらに鋳型鋳造法にて溶解型マイクロニードルに固体分散体を担持した。得られたマイクロニードル製剤はケルセチンの水溶性を高め、フリーのケルセチンの5~10倍の水溶性であった。マイクロニードル製剤はまた、ケルセチンのin vitro皮膚透過性も増加した。悪性黒色腫細胞A375に投与すると、マイクロニードル製剤はBcl-2の遺伝子発現を抑制し、アポトーシスを誘導して生存率を減少した。