ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アテローム性動脈硬化症へのケルセチンの効果を、腸内細菌叢解析とメタボノミクス解析で検証する

Microbiome and metabonomics study of quercetin for the treatment of atherosclerosis

要旨:
ケルセチンをモデルマウスに投与すると、血中の総コレステロール・糖・LDL・TNF-α・IL-6を顕著に減少させ、血管を損傷から保護した。腸内細菌叢の門レベルでは、ケルセチンの影響を受けなかった。しかし属レベルにおいては、phascolarctobacteriumおよびanaerovibrioがケルセチン投与の指標となった。以上の結果は、ケルセチンによるアテローム性動脈硬化症の改善効果と、腸内細菌叢との密接な関係を示唆した。