ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

HO-1が標的のケルセチンはNLRP3インフラマソームの活性化を阻害して、アルコールが誘発した急性肝障害を軽減する

Targeting heme oxygenase-1 by quercetin ameliorates alcohol-induced acute liver injury via inhibiting NLRP3 inflammasome activation

著作名:
Shu Liu
Lei Tian
Guangrui Chai
Bo Wen
Bingyuan Wang
出典:
Food & Function
2018
9
4184-4193
DOI:
10.1039/C8FO00650D
キーワード:
急性肝障害
HO-1
ラット
ケルセチン
NLRP3インフラマソーム
動物実験
要旨:
急性肝障害患者から採取した血液のは、健常人由来の血液に比べてHO-1活性が低下していた。エタノールで惹起した急性肝障害のモデルラットにケルセチンを投与すると、血中のALTとASTを低下するとともに、肝組織の損傷を軽減した。ケルセチンは肝中のIL-10とHO-1を増大して、NLRP3インフラマソームの活性化を抑制した。