ケルセチンおよびケルセチンナノ製剤の癌治療効果: 単独療法と併用療法における分子メカニズムの最新情報
Therapeutic Efficacy of Quercetin and Its Nanoformulation Both the Mono- or Combination Therapies in the Management of Cancer: An Update with Molecular Mechanisms
- 著作名:
- Tanzila Akter Eity
- Shimul Bhuia
- Raihan Chowdhury
- Shakil Ahmmed
- Salehin Sheikh
- Rima Akter
- Muhammad Torequl Islam
- 出典:
- Journal of Tropical Medicine
- 2024
- 2024
- 5594462
- DOI:
- 10.1155/2024/5594462
- 要旨:
- ケルセチンの抗癌作用のメカニズムをまとめた総説。イントロでは、ケルセチンの起源と薬物動態を概説する。ケルセチンの作用機序を1枚のパネルにまとめ、その内容の詳細を本論にて述べる。すなわち、酸化ストレスの誘発・細胞周期の停止・フェロトーシスによる細胞死・アポトーシスによる細胞死・増殖の阻害・遊走および浸潤の阻害・血管新生の阻害・オートファジーに章分けして、癌細胞に対するケルセチンの作用を論じる。ケルセチンのナノ製剤、他剤との併用例、ケルセチンを用いる免疫療法にも言及する。