酸化されたLDLが誘発する内皮細胞の老化を調節して、ケルセチンはアテローム性動脈硬化症を軽減する
Quercetin Attenuates Atherosclerosis via Modulating Oxidized LDL-Induced Endothelial Cellular Senescence
- 出典:
- Frontiers in Pharmacology
- 2020
- 11
- 512
- DOI:
- 10.3389/fphar.2020.00512
- 要旨:
- アテローム性動脈硬化症のモデルマウスにケルセチンを投与すると、動脈内に蓄積した脂肪が減少した。大動脈中では、可溶性ICAM-1・IL-6・VCAM-1が減少し、サーチュイン1の密度が増大した。ヒト大動脈内皮細胞を用いるvitro実験にて、ox-LDLによる内皮細胞の老化を、ケルセチンが抑制するメカニズムを見出した。