ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

酸化されたLDLが誘発する内皮細胞の老化を調節して、ケルセチンはアテローム性動脈硬化症を軽減する

Quercetin Attenuates Atherosclerosis via Modulating Oxidized LDL-Induced Endothelial Cellular Senescence

要旨:
アテローム性動脈硬化症のモデルマウスにケルセチンを投与すると、動脈内に蓄積した脂肪が減少した。大動脈中では、可溶性ICAM-1・IL-6・VCAM-1が減少し、サーチュイン1の密度が増大した。ヒト大動脈内皮細胞を用いるvitro実験にて、ox-LDLによる内皮細胞の老化を、ケルセチンが抑制するメカニズムを見出した。