ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

クロロゲン酸とケルセチンの単独および併用処置が、ソウギョ(Ctenopharyngodon idellus)の成長・脂質代謝・肉質へ及ぼす影響

Individual and combined effects of dietary chlorogenic acid and quercetin supplementation on the growth, lipid metabolism and flesh quality of grass carp, Ctenopharyngodon idellus

著作名:
Hang Yang
Zhen Xu
Xiaoqin Li
Xiangjun Leng
出典:
Animal Feed Science and Technology
2024
318
116129
DOI:
10.1016/j.anifeedsci.2024.116129
キーワード:
ソウギョ
クロロゲン酸
ケルセチン
成長
脂質代謝
抗酸化作用
動物実験
要旨:
ソウギョを5群に分け、以下の条件で84日間飼育した。1) 通常の餌、2) 通常の餌にクロロゲン酸400 mg/kgを添加、3) 通常の餌にケルセチン400 mg/kgを添加、4) 通常の餌にクロロゲン酸200 mg/kgとケルセチン200 mg/kgを添加、5) 通常の餌にクロロゲン酸400 mg/kgとケルセチン400 mg/kgを添加。単独処置の2)と3)は対照の1)と比べて体重増加は向上したが、飼料換算率(体重あたりに要した飼料の量)は減少した。一方、併用処置の4)と5)は、体重増加・飼料換算率ともに1)と比べて有意であった。2)3)5)は1)と比べて、肉中のSODとGPx活性が有意に高く、マロンジアルデヒドと過酸化脂質は少なかった。血中の中性脂肪は、2)~5)の全てが1)に比べて減少した。