ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

APOE欠損マウスにおいて、ケルセチンは内皮機能不全とアテローム性動脈硬化症を阻害する: NADPH酸化酵素とHO-1の重要な役割

Quercetin Inhibited Endothelial Dysfunction and Atherosclerosis in Apolipoprotein E-Deficient Mice: Critical Roles for NADPH Oxidase and Heme Oxygenase-1

著作名:
Mengjuan Luo
Rong Tian
Naihao Lu
出典:
Journal of Agricultural and Food Chemistry
2020
68
10875–10883
DOI:
10.1021/acs.jafc.0c03907
キーワード:
マウス
ケルセチン
内皮機能不全
アテローム性動脈硬化症
動物実験
NADPH酸化酵素
要旨:
APOEが欠損した病態モデルマウスを用いる、ケルセチンの薬効評価。ケルセチンは、内皮機能不全とアテローム性動脈硬化の症状を改善した。ケルセチンはp47phoxの発現を抑制し、NADPH酸化酵素に由来する動脈への酸化ストレスを軽減した。また、内皮細胞を用いるvitro実験でも、NADPH酸化酵素による超酸化物の生成を、ケルセチンが阻害した。