ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

Globimetula oreophilaから得たプレニル化したケルセチンの熱帯熱マラリア原虫(Plasmodium falciparum)のプロテアーゼに対するin silicoスクリーニング: 新規マラリア治療薬への期待

In-Silico Screening of Prenylated Quercetin from Globimetula oreophila Against Plasmodium falciparum Enzymes: Hope for New Antimalarial Drugs

要旨:
オオバヤドリギ科の植物Globimetula oreophilaより、ケルセチンの3位にプレニル基が結合した新規化合物を単離した。このプレニル化したケルセチンの用途を、分子ドッキングで追及した。熱帯熱マラリア原虫(Plasmodium falciparum)の生命維持に必須なプロテアーゼ7種を対象に選び、プレニル化したケルセチンの結合エネルギーを算出した。その結果、−6.4~−9.4 kcal/molの範囲であり、いずれも高い親和性を示した。