ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ホスホモノエステラーゼPTPN22の活性を調節するケルセチン

Quercetin as a Modulator of PTPN22 Phosphomonoesterase Activity: A Biochemical and Computational Evaluation

要旨:
蛋白質チロシンホスファターゼ非受容体22型(PTPN22)は、癌や自己免疫疾患に関係する免疫応答調節因子である。PTPN22の阻害剤を天然物からスクリーニングした結果、ケルセチンとウルソール酸が高い活性を示した。IC50値はケルセチンが29.59 μMであり、ウルソール酸が37.19 μMであった。阻害反応速度の解析の結果、ケルセチンの様式は非競合阻害であり、Ki値は550 μMであった。