ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

葉酸が結合したエクソソームにてテモゾロミドとケルセチンとを共送達して、膠芽腫を治療する

Co-delivery of temozolomide and quercetin with folic acid-conjugated exosomes in glioblastoma treatment

要旨:
エクソソームの表面に葉酸を結合したキャリアーに、ケルセチンとテモゾロミドを封入した。得られたエクソソーム製剤は、酸性領域にてケルセチンとテモゾロミドを放出した。ヒト由来膠芽腫細胞株U87MGおよびU251MGにて、併用による細胞毒性の増強と、アポトーシスの増加との相関を確認した。メカニズムとして、PI3K/Akt/mTOR経路の阻害が示唆された。