ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

マイクロRNA・DNAメチル化・MAPKリン酸化の調節を介する、ケルセチンまたはローズマリー抽出物のエピジェネティックな影響と毒性緩和の潜在的役割: メタラキシルまたは塩化マンガンがラットに誘発した毒性に及ぼす影響

Epigenetic impact and ameliorative potential role of quercetin or rosmary extract on metalaxy or manganese chloride-induced toxicity via mitigation of microRNA, DNA methylation and regulation of MAPK phosphorylation in rats

要旨:
実験1(肝毒性): 殺菌剤メタラキシルで惹起した肝毒性のモデルラットに、ケルセチンもしくはローズマリー抽出物を投与した。その結果、メタラキシルが肝組織にもたらしたMAPK1とmiRNA-684の上昇を軽減した。DNAの過剰メチル化も、ケルセチンとローズマリー抽出物が抑制した。実験2(神経毒性): メタラキシルの代わりに塩化マンガンを用いてラットに神経毒性を惹起すると、脳内のmiRNA-7が減少し、miRNA-153は上昇した。これらもケルセチンとローズマリー抽出物が逆転した。