ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはJAK2/STAT3シグナル伝達経路を調節して、肝線維症の治療中にマクロファージの表現型をM1型からM2型へ切替える

Quercetin Promotes the M1-to-M2 Macrophage Phenotypic Switch During Liver Fibrosis Treatment by Modulating the JAK2/STAT3 Signaling Pathway

著作名:
Dongqi Sun
Xiaoling Zhou
Teng Wu
Zepeng Li
Shigao Huang
Zheng Peng
出典:
Recent Patents on Anti-Cancer Drug Discovery
2024
19
in press
DOI:
10.2174/0115748928318948240920044716
キーワード:
肝線維症
RAW264.7
M1/M2極性化
ケルセチン
JAK2/STAT3
ラット
動物実験
要旨:
Vitro: RAW264.7マクロファージをリポ多糖で刺激して、M1型への極性化を確認した。ケルセチンの投与は、JAK2/STAT3シグナル伝達の活性化を抑制し、M1型の発現を減少して、M2型を増大した。Vivo: 四塩化炭素で惹起した肝線維症のモデルラットにケルセチンを投与すると、肝組織の病変と炎症を顕著に改善するとともに、血中のALTとASTを低減した。