ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アテローム性動脈硬化症に関連するマウスの急性大動脈症候群の発症は、ケルセチンが予防する

Preventive Effects of Quercetin against the Onset of Atherosclerosis-Related Acute Aortic Syndromes in Mice

要旨:
アンジオテンシンIIで惹起する、大動脈瘤と大動脈解離のマウスモデルをそれぞれ確立した。予め2週間ケルセチンを投与した後、それぞれの惹起法を施すと、大動脈瘤(72→45%)・大動脈解離(17→10%)ともに発症を低減した。ケルセチンはまた、VCAM-1の発現・MMP-9の活性・マクロファージの浸潤それぞれを抑制した。