バイオインフォマティクスと実験が特定した、ケルセチンによる敗血症の新規治療標的としてのAlox5
Systematic analysis based on bioinformatics and experimental validation identifies Alox5 as a novel therapeutic target of quercetin for sepsis
- 出典:
- Annals of Medicine
- 2024
- 56
- 2411015
- DOI:
- 10.1080/07853890.2024.2411015
- 要旨:
- ケルセチンとフェロトーシスに共通する遺伝子30種を基にネットワーク薬理学解析を行った結果、炎症と免疫応答に関連していた。免疫浸潤に関する臨床情報のデータベースを調査したところ、敗血症患者の血中Alox5の上昇と、マクロファージ浸潤との関連が明らかになった。リポ多糖で刺激した骨髄単核細胞THP-1は、MCP-1・IL-1β・IL-6・TNF-αとともにAlox5の発現が上昇したが、ケルセチンの投与で全てが低減した。