関節リウマチに関連する炎症と自己免疫反応におけるケルセチンの代謝効果は、JAK1/STAT3/HIF-1αシグナル伝達の阻害に基づく
Metabolic effects of quercetin on inflammatory and autoimmune responses in rheumatoid arthritis are mediated through the inhibition of JAK1/STAT3/HIF-1α signaling
- 出典:
- Molecular Medicine
- 2024
- 30
- 170
- DOI:
- 10.1186/s10020-024-00929-1
- 要旨:
- Vivo: コラーゲンで惹起した関節リウマチのモデルラットにケルセチンを投与すると、関節炎スコアを顕著に改善し、血中のIL-1β・IL-6・IL-17・TNF-αを低減した。ケルセチンはJAK1/STAT3/HIF-1αシグナル伝達を抑制して、関節組織と軟骨の損傷を軽減した。Vitro: 滑膜線維芽細胞MH7AをIL-6で刺激した関節リウマチの細胞モデルにおいてもケルセチンは炎症サイトカインを低減したが、JAK1/STAT3/HIF-1αの抑制作用も確認した。