ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

絹フィブロイン/キトサンチオ尿素から成る足場にバンコマイシンとケルセチンを共担持したPLGAナノ粒子を加えて、ラットの慢性MRSA骨髄炎を治療する

Silk fibroin/chitosan thiourea hydrogel scaffold with vancomycin and quercetin-loaded PLGA nanoparticles for treating chronic MRSA osteomyelitis in rats

要旨:
絹フィブロイン/キトサンチオ尿素から成る足場は骨再生に有用であるが、更なる付加価値をつけるべくバンコマイシンとケルセチンを共担持したPLGAナノ粒子を添加した。その結果、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対する抗菌活性を獲得した。MRSA感染した慢性骨髄炎のモデルラットに新規足場を投与すると、炎症細胞の浸潤が減少して、骨髄炎スコアを顕著に改善した。