ルテオリンとケルセチンとの併用療法: ヒト肺癌細胞H157阻害活性の強化
Luteolin and Quercetin combination therapy: Enhanced inhibition of H157 human lung cancer cells
- 出典:
- Pharmacological Research - Modern Chinese Medicine
- 2024
- 12
- 100479
- DOI:
- 10.1016/j.prmcm.2024.100479
- 要旨:
- ルテオリンとケルセチンがヒト由来肺癌細胞株H157に誘導したアポトーシス率は40~50%であったが、両者を組合せると88%に達した。アポトーシス誘導蛋白質であるP53・カスパーゼ-3・Baxの発現にも同様の傾向が見られたが、特にカスパーゼ-3で顕著であった。リン酸化されたAktおよびPI3Kにも相乗的な減少が見られ、Akt/PI3Kシグナル伝達の抑制を示唆した。