ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチン: 酵素阻害とデンプンの消化性に基づく有望な糖尿病に対する効果

Quercetin: Potential antidiabetic effects through enzyme inhibition and starch digestibility

要旨:
ケルセチンが糖尿病への有効性を示した論文を、in vitro/in silico/in vivoの範疇で分類・整理した総説。In vitroの章では、α-アミラーゼとα-グルコシダーゼの阻害活性を述べる。続くin silicoの章は、前章で取上げた2つの酵素とケルセチンの相互作用を、分子ドッキングと分子動力学シミュレーションで検証した。最後のin vivoの章では、糖尿病のモデル動物にてケルセチンが血糖値を下げ、インスリン抵抗性を改善したメカニズムを論じる。