ケルセチンは酸化ストレスとアポトーシスを抑制して、カドミウムがラットに誘発した肝毒性を軽減する
Quercetin attenuates cadmium-induced hepatotoxicity by suppressing oxidative stress and apoptosis in rat
- 出典:
- Journal of Trace Elements in Medicine and Biology
- 2024
- 86
- 127554
- DOI:
- 10.1016/j.jtemb.2024.127554
- 要旨:
- カドミウムを投与したラットは、血中のALT・AST・LDH・マロンジアルデヒドが上昇し、SOD・カタラーゼ・グルタチオンは減少した。肝組織では、Nrf2・NQO1・Bcl-2 の発現が減少し、Keap1・カスパーゼ・Baxの発現は上昇して、酸化ストレスとアポトーシスを示唆した。この様な異常はケルセチンの投与が全て逆転し、酸化ストレスとアポトーシスの軽減による肝保護効果を示した。