ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

糖尿病性神経障害におけるTRPC6を標的とするケルセチンとケルセチン誘導体のin silico解析

In silico analysis of quercetin and its derivatives as potential TRPC6-targeted treatments for diabetic neuropathy

要旨:
TRPC6は受容体や機械的な刺激で活性化されるカルシウムイオン流入チャネルであり、糖尿病性神経障害の治療標的として注目されている。ケルセチンとケルセチン誘導体の計10化合物を対象に、TRPC6との親和性を分子ドッキングで検証した。上位3化合物の結合エネルギーは以下の通り。タマリキセチン: −3.27 kcal/mol、ラムネチン: −3.25 kcal/mol、ラムナジン: −3.24 kcal/mol。