メタボリックシンドロームにおけるケルセチンの摂取: ラットモデルにおけるZbtb16遺伝子変異体と栄養遺伝的相互作用
Quercetin supplementation in metabolic syndrome: nutrigenetic interactions with the Zbtb16 gene variant in rodent models
- 著作名:
- Adéla Kábelová
- Hana Malínská
- Irena Marková
- Martina Hüttl
- František Liška
- Blanka Chylíková
- Ondřej Šeda
- 出典:
- Genes & Nutrition
- 2024
- 19
- 22
- DOI:
- 10.1186/s12263-024-00757-2
- 要旨:
- 高血圧自然発症ラットにケルセチンを投与し、メタボリックシンドロームに及ぼす影響をZbtb16遺伝子の変異の有無で比較した。後腹膜脂肪組織の相対重量はケルセチンの投与で大幅に減少し、系統間で差がなかった。内臓脂肪の減少と褐色脂肪量の増加は、非変異群のみ認めた。血中中性脂肪は両系統で減少したが、遊離脂肪酸の減少は変異群のみであった。よって、ケルセチンの摂取はメタボリックシンドロームの諸症状を改善するが、その内容にはZbtb16遺伝子の変異の有無で違いがある。