ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはBcl-2経路を介して老化Tfh細胞のアポトーシスを促進して、全身性エリテマトーデスの症状を軽減する

Quercetin ameliorates lupus symptoms by promoting the apoptosis of senescent Tfh cells via the Bcl-2 pathway

要旨:
Vivo: 全身性エリテマトーデス(SLE)の自然発症モデルであるMRL/lprマウスにケルセチンを投与すると、腎損傷と腸間膜リンパ節の腫れを軽減した。濾胞ヘルパーT(Tfh)細胞の老化はSLEの進行に関与するが、ケルセチンは老化Tfh細胞を大幅に減少した。Vitro: ケルセチンはTfh細胞の分化を抑制して、老化したCD4+T細胞のアポトーシスを促進した。ケルセチンはBcl-2に直接結合して、同蛋白質の働きを阻害した結果、アポトーシスを誘導した。