ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ナノケルセチンを介した解糖と酸化的リン酸化にてマクロファージの免疫代謝機能を再構築して、歯周炎を治療する

Immunometabolic rewiring in macrophages for periodontitis treatment via nanoquercetin-mediated leverage of glycolysis and OXPHOS

要旨:
歯周炎はマクロファージにおけるグルコース代謝の変化、特に好気性解糖の増加を特徴とする。免疫代謝介入にて歯周炎を治療すべく、ケルセチンを生体接着性メソポーラスポリドーパミンで封入した。得られたナノ製剤は、マクロファージを炎症性のM1型から抗炎症性のM2型へ極性化した。歯周炎のモデルマウスにナノ製剤を局所投与すると、歯周組織の炎症性マクロファージ・IL-1β・TNF-αを低下するとともに、活性酸素種も減少した。