ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

異なるAPOE遺伝子型を持つ男性のメタボリックシンドローム・内皮機能・炎症へのケルセチンの効果

Effect of quercetin on traits of the metabolic syndrome, endothelial function and inflammation in men with different APOE isoforms

要旨:
49名の男性健常者を対象とする、ケルセチンと生活習慣病リスク因子との関連を検証した、二重盲検臨床研究。ランダムに2群に分け、ケルセチン150 mg/dayもしくはプラセボを8週間服用し、3週間のウォッシュアウト期間の後、摂取対象を変更して更に8週間のクロスオーバーを行った。ケルセチンの効果として、ウェスト径の減少(P=0.004)、食後収縮期血圧の低下(P=0.044)、食後の血中中性脂肪の低下およびHDLの増大(P=0.025)が挙げられる。