ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンの封入化材料としての、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)が結合したクルミ蛋白質を用いるコールドセットゲルの設計と評価

Design and characterization of EGCG conjugated walnut protein cold-set gels for quercetin encapsulation

著作名:
Yanfei Xu
Zheng Zhou
出典:
Food Research International
2024
197
115258
DOI:
10.1016/j.foodres.2024.115258
キーワード:
クルミ蛋白質
EGCG
コールドセットゲル
ケルセチン
要旨:
クルミ蛋白質のゲル化には加熱が必須であったため、熱に不安定な化合物は共存できなかった。しかし、クルミ蛋白質に没食子酸エピガロカテキン(EGCG)が結合すると、熱ゲル化が抑制され、熱処理時に可溶性凝集体を形成した。この可溶性凝集体をグルコノ-δ-ラクトンで酸性化すると、コールドセットゲルを得た。EGCG-クルミ蛋白質コールドセットゲルでケルセチンを封入した製剤は、ケルセチンの制御放出を可能にした。