健康で肥満でない成人の心血管疾患リスクへのケルセチンと組合せたα-リノレン酸の効果: 無作為化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験
Effect of alpha-linolenic acid in combination with the flavonol quercetin on markers of cardiovascular disease risk in healthy, non-obese adults: A randomized, double-blinded placebo-controlled crossover trial
- 著作名:
- Constanze Burak
- Siegfried Wolffram
- Berndt Zur
- Peter Langguth
- Rolf Fimmers
- Birgit Alteheld
- Peter Stehle
- Sarah Egert
- 出典:
- Nutrition
- 2019
- 58
- 47-56
- DOI:
- 10.1016/j.nut.2018.06.012
- 要旨:
- 67名の健常者(平均年齢: 24.6歳)を対象とする、二重盲検臨床研究。ランダムに2群に分け、介入群はケルセチン(190 mg/day)とα-リノレン酸(3.6 g/day)を8週間服用し、残りは非介入群としてプラセボとα-リノレン酸(3.6 g/day)を服用した。両群とも、血圧はベースラインから下がったものの、統計的な有意差は見られなかった。総コレステロール・LDL・アディポネクチンBは、両群とも顕著に低下した。HDL・アディポネクチンA1・グルコース・尿酸・ox-LDL・C反応性蛋白質は、両群ともにベースラインから変化がなかった。よって、ケルセチンとα-リノレン酸との相乗効果を示すことが出来なかった。