ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

改良型自己マイクロ乳化リポソームを用いて、ケルセチンのバイオアベイラビリティと生物学的効果を高める

A modified self-micro emulsifying liposome for bioavailability enhancement of quercetin and its biological effects

著作名:
S. Y. Lin
T. T. Chen
Mohamed A. Farag
H. Teng
H. Cao
出典:
Food Bioscience
2024
62
105352
DOI:
10.1016/j.fbio.2024.105352
キーワード:
ケルセチン
自己乳化型マイクロリポソーム
抗菌活性
抗酸化作用
要旨:
ケルセチンの水溶性とバイオアベイラビリティの低さを克服すべく、自己乳化型マイクロリポソームに封入した。得られたリポソーム製剤は、模擬消化液中で85.61±0.32%のケルセチンを放出した。リポソーム製剤はフリーのケルセチンと比べて顕著に、大腸菌・黄色ブドウ球菌・サルモネラ菌への抗菌活性が向上した。過酸化水素で刺激したHepG2細胞にリポソーム製剤を投与すると、カタラーゼとGPxが増大し、マロンジアルデヒドは減少した。