ケルセチンはmiR-216a-3pを介して肝細胞癌のX線感受性を制御する
Quercetin regulates sensitivity to X-ray radiation of hepatocellular carcinoma through miR-216a-3p
- 出典:
- Biomolecules and Biomedicine
- 2024
- 24
- in press
- DOI:
- 10.17305/bb.2024.11125
- 要旨:
- 肝細胞癌株HepG2およびHuh-7にケルセチンを投与すると、その増殖・遊走・浸潤を抑制し、かつmiR-216a-3pの発現を上方調節した。MiR-216a-3pをノックダウンした両細胞はケルセチンの効果が低減し、X線照射によるアポトーシスも減少した。HepG2細胞を移植したマウスにおける、ケルセチンの投与もしくはX線の照射は腫瘍組織の成長を抑制した。しかし、両者を併用すると抗腫瘍効果がさらに増強された。