ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンでコーティングした酸化亜鉛ナノ粒子の相乗作用: 歯科病原体のバイオフィルム形成受容体を標的とし、アポトーシス遺伝子の調節による経口抗癌活性の増強

Synergistic Action of Rutin-Coated Zinc Oxide Nanoparticles: Targeting Biofilm Formation Receptors of Dental Pathogens and Modulating Apoptosis Genes for Enhanced Oral Anticancer Activity

要旨:
ルチンでコーティングした酸化亜鉛ナノ粒子は40 μg/mLの濃度で、口腔疾患の原因となる黄色ブドウ球菌・ミュータンス連鎖球菌・Enterococcus faecalis・Candida albicansに抗菌活性を示した。ルチン-酸化亜鉛ナノ粒子はまた、口腔癌細胞株KBのアポトーシス関連遺伝子の発現を上方調節して、濃度依存的に抗癌作用を発揮した。