ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

pH誘導性共集合によるケルセチンを含むヒアルロン酸複合体の調製・物性・安定性・抗酸化作用

Preparation, characterization, stability, and antioxidant of quercetin-loaded hyaluronic acid complexes via pH-induced co-assembly

要旨:
ケルセチンをヒアルロン酸を1:10の比率で混合すると、pH誘導性共集合により安定な複合体を形成した。複合体の粒径は802 nm、ゼータ電位は−36 mV、ケルセチンの封入効率は79.77%であった。ケルセチンをヒアルロン酸は、水素結合を介して複合体を形成した。複合体は模擬胃液中で凝集し、模擬腸液中では解離して、ケルセチンの生体アクセス性が向上した。複合体はまた、フリーのケルセチンと比べてラジカル消去活性が向上した。