結合組織疾患を伴う高血圧症の有望な治療薬としてのケルセチン
Quercetin as a potential therapeutic agent in hypertension complicated by connective tissue dysplasia
- 出典:
- Actual Problems of Medicine and Pharmacy
- 2024
- 5
- 69
- DOI:
- 10.52914/apmp.v5i2.69
- 要旨:
- 61.14±2.58歳の結合組織疾患を伴う高血圧症患者52名(女性: 19名、男性: 33名)を対象とする、ケルセチンの効果を検証した臨床研究。被験者を2群に分け、対照群30名は通常の治療のみ行った。介入群は通常の治療に加え、最初の5日間はcorvitin(水溶性ケルセチン)500 mgの注射を1日2回行い、続く1ヶ月間はケルセチン40 mgを含む咀嚼錠を1日3回服用した。治療期間後の検査にて、血圧が正常化した被験者は、介入群の92.6%(P<0.01)に対して対照群は78.2%(P<0.05)であった。