ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンはPKCεを介して、小胞体ストレスが誘発した障害からN2a細胞を保護する

Protective effects of isorhamnetin on N2a cell against endoplasmic reticulum stress-induced injury is mediated by PKCε

著作名:
Lingyu Qiu
Yurong Ma
Yougen Luo
Zigang Cao
Huiqiang Lu
出典:
Biomedicine & Pharmacotherapy
2017
93
830-836
DOI:
10.1016/j.biopha.2017.06.062
キーワード:
小胞体ストレス
N2a細胞
イソラムネチン
カルシウム
アポトーシス
PKCε
要旨:
小胞体ストレスを与えたN2a細胞にイソラムネチンを投与すると、活性酸素種の生成を抑制して、カルシウムの上昇によるアポトーシスを軽減した。イソラムネチンはPKCεのリン酸化を促進して、カルシウムの恒常性を維持した。PKCε阻害剤の存在下では、イソラムネチンの保護作用が打消され、PKCεを介したメカニズムが明らかになった。