ケルセチンの摂取とインターバルトレーニング(高強度もしくは中強度の持続)が、糖尿病ラットの心ミトコンドリア遺伝子の発現に及ぼす影響
Effect of high-intensity interval training and moderate-intensity continuous training with quercetin supplementation on the mitochondrial gene expression in the diabetic heart
- 出典:
- Jorjani Biomedicine Journal
- 2024
- 12
- in press
- DOI:
- ?
- 要旨:
- 35匹のラットを5匹ずつ7群に分けて、以下の処置を8週間行った。なお、糖尿病モデルは高脂肪食とストレプトゾトシンで惹起し、ケルセチンの投与は15 mg/kgの注射である。1) 健康で座りがち、2) 糖尿病で座りがち、3) 糖尿病で座りがちでケルセチンを投与、4) 糖尿病で高強度インターバルトレーニングを週5回行う、5) 糖尿病で中強度インターバルトレーニングを週5回行う、6) ケルセチンの投与を4)に追加、7) ケルセチンの投与を5)に追加。8週間後に4)5)6)7)の血糖値が顕著に低下した(P=0.001)。4)と5)では、心筋組織のNrf2と脂肪細胞トリグリセリドリパーゼ(中性脂肪を分解する酵素)の発現が増大し、ペリリピン-2(脂肪滴の形成に関与)の発現を抑制した。